ごあいさつ

 終了のお礼 

すべては「おかげさま」

 「やさしい心(ビッグハート)につつまれて」というサブタイトルで、会場はその名も「ビッグハート出雲」で開催をしました「生命のメッセージ展in出雲」は、全ての行事を無事に終了いたしました。犯罪や事故などで、理不尽に生命を奪われた犠牲者(メッセンジャー)131命が主役のアート展であり、内容が「重すぎて」、はたして来場者がどの程度あるのか心配をしていました。ですが、その心配は無用で、会場には3日間で約4000人もの来場者がありました。あまりの人の多さにスタッフ・ボランティア一同はびっくりし、感動しました。メッセンジャー達の思いは、多くの人々に十分に伝わったと思います。
これは、来場者、スタッフ・ボランティアの皆様、生命のメッセージ展に向けて多大な協力を頂いた大学、高校、中学、小学、保育所などの先生や学生・生徒・児童の皆様方、後援・協賛・協力を頂いた島根県知事様や県関係の皆様、出雲市長様や出雲市関係の皆様、斐川町長様や斐川町関係の皆様、そして、さまざまな企業の皆様方、主催者と縁のある皆様方などなど、本当に多くの人々のおかげさまで大成功をいたしました。このおかげは、人々のみならず、好天に恵まれた3日間、「ビッグハート出雲」という会場、周辺の駐車場など「天」も「地」も生命のメッセージ展に協力をしてくれました。すべての人々、天や地のおかげさまで来場者に「生命のメッセージ展に来て良かった」と言っていただける会になりました。深く感謝いたします。ありがとうございました。
来場者は、熱心にメッセンジャーと対面して居られました。そして、71通の「天国への手紙」が書かれていました。その中の1通、「私は、この生命のメッセージ展に来てよかったです。私は死にたいと思ってきました。誰も必要としてくれないなら消えてしまえばいいと・・・。でも、生命のありがたさ、また家族がどれだけ自分を大切にしてきてくれたかをしりました。ほんとにありがとう。これからはもっと生命を大事にしていきたいです!!」という手紙がありました。これを読んで、メッセンジャーの働きの大きさに感銘をいたしました。そして、生命のメッセージ展in出雲を開催して、本当に良かったと実感しました。
この世のものすべては「おかげさま」です。だんだん

実行委員長 江角弘道


「生命のメッセージ展in出雲」開催に向けて

 無謀な交通犯罪、いじめ自殺、医療過誤、一気飲ませ、DV・ストーカー、殺人事件などの結果により、理不尽に命を奪われた者たち(メッセンジャー)が等身大のパネルになって、皆さんに生命のメッセージを伝えます。「生命(いのち)のメッセージ展in出雲」のキーワードは 、いのちを尊びそしてメッセンジャーの願いを聞く「ビッグハート(やさしいこころ)に包まれて」です。

 等身大の真っ白なパネルには、彼らが元気だったころの写真が掲げられ、その足元には、お気に入りだった靴が置かれています。そして、彼らからの「生きたくても生きられなかった無念さ」と「いのちの尊さ」及び「今生きている者への願い」などのメッセージが書かれています。
 2001年3月、東京ではじめて「生命(いのち)のメッセージ展」が開催され、その後全国各地で現在まで40回以上開催されています。 このたび、島根県出雲市のビッグハート出雲で いのちを尊びそしてメッセンジャーの願いを聞く「ビッグハート(やさしいこころ)に包まれて」をテーマに開催いたします。
 過去に辛く苦しいことがあった人、あるいは今日までとても幸せに暮らしてきた人も、会場の等身大パネルと向き合い、メッセンジャーの家族によるスピーチや講演、コンサートなどに耳を傾け、不条理な死に方をした人々の声なき声・願いを他人事ではなく身近なこととして受け止めてほしいのです。
 安全・安心なまちづくりのためにも、メッセンジャーから発信されるメッセージを通して 「命を尊ぶ心」 を一人ひとりが取り戻し、今一度いのちの大切さを家族・学校・職場・地域で考える機会にしていただければと思います。そして、メッセンジャーたちの「願い〜不条理な死は絶対に起こしてはならない〜」を聞き届けて、あなたのビッグハート(やさしいこころ)で包んでいただければと思います。

 そして、またこの機会に、神話の国・出雲をこころゆくまで、散策されるのはいかがでしょうか。
 
 平成20年1月8日
「生命のメッセージ展in出雲」 実行委員会