報道関係

2009年(平成21年)9月5日(土曜日) 山陰中央新報
江角由利子さん(左)の話に耳を傾け、生命の尊さを学ぶ児童
 飲酒運転事故の被害で娘を亡くした斐川町の江角由利子さんを講師に招いた「生命のメッセージ展」が3日、飯南町野萱の飯南高校であり、同校生徒と地元の来島小学校の児童らが一緒に命の尊さなどを学んだ。
 5日まで開かれている 学園祭「鵬雲祭」の企画の一つ。来島小からは全校児童78人が来校し、メッセージ展を見学したり、赤い折り紙で「いのちハート」を作ったりしたほか、3年生以上の55人が講演に耳を傾けた。
 江角さんは、事故に遭った車に同乗していた友人2人と娘の等身大の人形(ひとがた)を前に、愛する者を突然失うやり場のない悲しみを振り返り、命をつなぐ意味や大切さなどを語り掛けた。
 聞き終えた来島小3年の森脇菜穂子さんと藤原直樹君は「人の命を奪うのはいけないこと。事故で亡くなる人が一人でも減ってほしい」と話した。
 

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