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亡くなった次女の等身大パネルの横で講演する江角由利子さん=松江市西尾町 |
◆女子大生事件も触れる◆
高校生に命の重みを知ってもらおうと、交通事故で次女を失った斐川町の江角由利子さん(61)が26日、「亡くなった娘からの生命のメッセージ」と題して松江市西尾町の同市立女子高校(勝部昌幸校長)で講演した。
会場には、飲酒運転の乗用車に衝突されて99年12月に亡くなった次女真理子さん(当時20)の等身大のパネルが置かれた。江角さんは、真理子さんがツアーコンダクターを目指していたことを紹介し、「今生きていることが当たり前でなく、奇跡と思って、夢をかなえるために、大事に生きて下さい」と呼びかけた。
また、浜田市の県立大1年、平岡都さん(19)が遺体で見つかった事件に触れ、「ご両親の気持ちを考えると、胸が張り裂けそうになる」と話した。
同校1年の後藤亜伽里さん(16)は「当たり前にあるものは失わないと気づかない。自分のことも、人のことも大切にしていきたいです」と話していた。(神山純一) |