報道関係

2012年(平成24年)2月6日(月曜日) 島根日日新聞
 娘を交通事故で亡くし、同じようにつらい思いをする人がいなくなりますようにと願い、被害者支援の広報啓発活動や講演活動を行っている江角由利子さん (63)=出雲市斐川町=が四日、雲南市大東町の大東中学校で、同校生徒や保護者ら約四百人を前に「亡くなった娘からの生命のメッセージ」と題して講演し た。
命の大切さへの理解を深めることなどを目的に、一般社団法人島根被害者サポートセンター(松江市)、県などが主催した。
 江角さんの二女真理子さんは、二十歳だった一九九九年十二月、友人たちと乗っていた車に飲酒運転の車が衝突する事故で亡くなった。
 突然娘を失った大きな悲しみに、エネルギーがわいてこなくなり、当時は、残された子どもたちのことを心配する心の余裕もなくしていたという。
江角さんは、「今日、命があるというのは当たり前じゃないんです。皆さんには交通事故の被害者にも加害者にもなってほしくありません」と語り掛け、「加害者にならない努力はできます。安心で安全な世の中になってほしい」と訴えた。
 

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