報道関係

2008年(平成20年)8月14日(木曜日) 読売新聞
 
犯罪や交通事故の犠牲者に関する展示に見入る親子連れ
(出雲市の海辺の多伎図書館で)
 交通事故や犯罪などに巻き込まれて命を奪われた人たちの生きた証しとして、遺品などを展示する「ミニ生命(いのち)のメッセージ展in多伎」が、出雲市多伎町の海辺の多伎図書館で開かれている。17日までで無料。本展の「生命のメッセージ展in出雲〜やさしい心につつまれて〜」は9月12〜14日、出雲市駅南町のビッグハート出雲で開かれる。

 
遺族らでつくる「生命のメッセージ展in出雲」などの主催。1999年に飲酒運転の車との交通事故で亡くなった斐川町の江角真理子さん(当時20歳)ら4人の等身大パネルや愛用の靴、帽子、遺族がつづった思いなどを紹介。関連図書約70冊も展示している。
 ミニ生命のメッセージ展は19〜24日、同市大社町の大社図書館でも開催。
真理子さんの母の由利子さん(60)は「多伎は私の古里で、真理子も幼いころ、この海で泳ぎました。海の見える図書館でメッセージ展ができて真理子も里帰りできた気がします」と話していた。
 9月の本展では、東名高速道での飲酒運転のトラックによる事故で子ども2人を亡くした夫妻が講演。我が子の命を理不尽に奪われた遺族の闘いを描いた映画「0(ゼロ)からの風」も上映する。鑑賞券は1000円。
 問い合わせは同展事務局(0853・72・8379)へ。
 

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