報道関係

2008年(平成20年)12月18日(木曜日) 島根日日新聞
 県立出雲商業高校(坂本逸雄校長、生徒数四百六十八人)で十六日、生命のメッセージ展代表の鈴木共子さん(59)を招いた人権・同和教育講演会「かけがえのない生命のことを伝えたい」があり、鈴木さんが生徒らに生きていることの意義を説いた。
 この日は、全校生徒を前に、鈴木さんは交通犯罪の犠牲となってこの世を去った息子・零君(当時19)を振り返りながら、交通事故、殺人事件、医療過誤、いじめによる自殺、一気飲ませなど、理不尽に奪われた生命のメッセージ展への思いを語り、「生きたくても生きられなかった人たちがいる。生きていることの奇跡を知ってほしい」と訴えた。
 鈴木さんは、生命のメッセージ展を「犠牲者が主役のアート展」だと述べ、「命の種まきの活動」だと活動への思いを語り、「やさしくない」現代社会の中で、「思いやりをもって誠実に生きてほしい」と呼び掛けた。
 

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