事件や事故で亡くなった人の等身大パネルや遺品などを展示する「生命のメッセージ展in出雲」
が12日、出雲市駅南町のビッグハート出雲で始まった。命の大切さを訴えようと遺族が企画した。
県内では初開催。14日まで。 犯罪や交通事故、いじめなどで命を落とした全国131人の靴や帽子、写真が並べられている。
県内では、近所の男に刺し殺された浜田市の消防士が使っていた長靴や、交通事故で亡くなった
斐川町出身の女子大生2人の靴2足が展示されている。
出雲市荻杼町の公務員福田雄三さん(59)は「理不尽に亡くなった人がたくさんいる。人はど
う生きていくべきかを考えさせられた」と話していた。
メッセージ展は2001年から全国で開かれており、県内出身の3人の遺族や支援者でつくる実行
委が主催した。会場には出雲市や斐川町の保育園児や小中学生がつくったハート型の模型も飾ら
れている。入場無料。 (河野揚) |
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