報道関係

2009年(平成21年)1月15日(木曜日) 中国新聞
生徒に命の大切さを語り掛ける江角さん
 飲酒運転の車との衝突事故で娘を亡くした斐川町神氷の江角由利子さん(60)が13日、出雲市上塩治町の出雲工業高で特別授業をし、命の大切さを生徒に語った。
 江角さんの次女真理子さん=当時(20)=は鳥取大に通っていた1999年、鳥取県で事故に遭い、同乗の同級生2人も亡くなった。

 特別授業に出席した3年生約200人のうち就職を控えた約70人は自動車学校に通っている。江角さんは「ひとたび運転を誤ると加害者になってしまう。命の重さを考え、車を『走る凶器』にしないでください」と語り掛けた。
 江角さんは事故の悲惨さを伝えるため、当時、真理子さんが着ていた服を示した。「娘に着せてやりたかった」との思いから昨年購入したウエディングドレスも紹介した。
 建築科の松尾哲也君(18)は「ハンドルを握るときには命の大切さを考えたい」と話していた。(長久豪佑)
 

報道関係へ戻る >>