報道関係

2009年(平成21年)6月25日(木曜日) 山陰中央新報
 
事故や犯罪に巻き込まれ命を失った犠牲者の人形(ひとがた)に見入る来場者=出雲市東林木町、鳶巣コミュニティーセンター
 交通事故や犯罪などの被害者の人形(ひとがた)、遺品を通して命の重さを訴える「生命のメッセージ展」が、出雲市東林木町の鳶巣コミュニティーセンターで開かれており、市民らの関心を集めている。29日まで。
 去年9月に県内で初めて「生命のメッセージ展
in出雲」が開催されたのを受け、「命」をテーマに事業展開する同センターが企画。娘が飲酒運転事故の犠牲となった斐川町の江角由利子さん(61)が協力した。
 会場には「25命(人)」と呼ぶ、3歳の女児から48歳の男性までの等身大のオブジェを展示した。遺族がつづった思い出や愛用していた靴、帽子など「生きた証し」が添えられている。
 27、28の両日は、暴走車の事故で一人息子を失った女性を描く映画「ゼロからの風」の上映会(入場無料)がある。
 案内役を務める江角さんは「生きたくても生きられなかった思いに、特に若い人たちが触れてほしい」と来場を呼び掛けている。
 

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